ファジィ理論やソフトコンピューティングの基礎・理論をはじめ,機械学習,データマイニング,知識の利用と共有,Webインテリジェンス,Webマイニング,エージェントシステム,進化計算,自然言語処理・情報検索,画像・音声処理,ロボット,ヒューマンインタフェースや教育支援,AI応用分野,産業や社会システム,医療や農業応用など幅広い分野の論文発表を広く募集します.現在の研究紹介,Future Vision (短期,長期)も大歓迎です.
FSS2022は,オンライン開催へ変更になりました.
2022.9.15 開催案内に FSS優秀発表賞 を追加しました.
2022.9.9 開催案内に 発表・参加要領(オンライン) を追加しました.
2022.9.9 プログラム・イベント に若手研究者ネットワーキングイベント@FSS2022に関する情報を追加しました.
2022.9.6 タイムテーブル・プログラム詳細 (最終版) のPDFを公開いたしました.
2022.9.1 プログラム・イベント にミニ四駆AI大会に関する情報を追加しました.
2022.8.18 懇親会は中止となりました.
2022.8.13 プログラム詳細 (暫定版) のPDFを修正・更新いたしました.
2022.8.12 プログラム詳細 (暫定版) のPDFを公開いたしました.
2022.8.12 開催案内に プログラム・イベント を追加しました.
2022.7.19 開催方法を,オンライン開催に変更しました.
2022.7.12 開催案内に 招待講演 を追加しました.
2022.7.11 開催案内に 特別講演 を追加しました.
2022.6.15 参加登録(事前参加) の受付を開始しました.
2022.6.9 会場および懇親会に関する情報を更新しました.
2022.6.1 開催案内に 表彰制度 を追加しました.
2022.6.1 講演申込締切を延長いたしました.
2022.5.25 開催案内に 原稿執筆要項 を追加しました.
2022.4.26 FSS2022は 「持続可能な発展のための国際基礎科学年(IYBSSD)」 へ協賛しています.
2022.4.19 開催案内に 演題登録・論文投稿 を追加しました.
2022.4.4 開催案内に FSS2022ショートノート特集 を追加しました.
2022.3.5 テーマ:「ファジィで一つになろう」が決定しました.
2022.2.7 開催案内に 企画セッション を更新しました.
2022.2.1 開催案内に 企画セッション を追加しました.
2021.12.20 FSS2022のホームページを公開いたしました.
講演概要: 20世紀の中頃,ペンフィールドは人間の大脳皮質の運動野(area4)と体性感覚野(area3・1・2)を電気刺激し, ニューロン・レベルの「身体部位再現(body representation)」を科学的に実証した. その脳地図(map)は「ホムンクルス(脳のなかの小人)」と呼ばれ,唇,舌,手が大きくデフォルメした姿をしている.
「脳のなかの身体(the body in the brain)」とは狭義にはホムンクルスのことである.臨床的には四肢切断後の「幻肢」が有名である. しかし,21世紀の現在,広義には「身体化された自己(embodied self)」だと考えられている.それは「”身体である私”の意識の志向性」であり, 「身体と環境の相互作用」から複数の「情報(差異)」を構築して世界に意味を与える 「脳表象(brain representation=あるものの代わりにある何か)」である. 表象とは情報の地図のようなもので,地図は土地の代わりにある何かである.
つまり,「脳のなかの身体」とは「物理的な身体の代わりにある認知的な身体」である.その「身体化された自己」はホムンクルス, 生きる身体(受肉した主体),現象学的身体,暗黙知,身体表象,身体意識(いつもここにあるという感覚), 体性感覚空間(どこの空間と何の空間),身体的自己(身体所有感,運動主体感),身体空間,身体知覚,運動認知, 身体図式,アクティブ・タッチ(能動的触覚),運動イメージ,多感覚統合,運動発達,キネステーゼ(私は○○することができるという運動感覚), アフォーダンス(環境における行為の可能性の知覚),行為の脳内シミュレーション,行為の記憶,行為の比較, 運動プログラム,運動学習,間身体性(自己と他者),模倣,異種感覚情報変換(角回における視覚表象-言語表象-運動表象の変換), 身体の延長(道具使用),拡張する身体,身体エモーション,身体イメージ,身体言語(身体のメタファー),世界のクオリア(質感), 身体性に根ざした生活,労働,社会,文化,制度,芸能,スポーツ,建築,工学,芸術など,”身体である私”の意識の志向性と認知 と行為のすべてを生み出している.
そして,脳卒中片麻痺では手足の運動麻痺(痙性麻痺)が出現する.さらに「脳のなかの身体」の病態が出現する.たとえば, 目を閉じると手足が”どこ”に存在するかわからなくなったり(深部感覚麻痺),物体の属性の”何”と接触しているかわからなかったり(表在感覚麻痺), 運動イメージを想起できなかったり(身体意識の変容),他者の動作を模倣できなかったり(観念運動失行),道具使用の仕方を忘却したり(観念失行), 左側の空間を無視したり(半側空間無視),麻痺した身体を”死んだ肉”や”他者”のように感じたりする(病態失認). それによって「未来の予測(行為の意図の想起)」ができなくなっている.
近年,脳卒中片麻痺のリハビリテーションにおいて,「脳のなかの身体」の回復を目指すペルフェッティの 認知神経リハビリテーション(認知運動療法)が注目されている.本講演では,その臨床を紹介する. 「脳のなかの身体」における身体と精神,運動と感覚,主観と客観,認知と行為の境界はファジィ(曖昧)である. この点を論議したい.人間は「私の身体」を生きる.21世紀の科学は脳の神経メカニズムの解明,AI,ロボティクス, ファジィシステムの時代に入っているようだ.その進歩が人間の苦悩を解き放つものであってほしい.
講師略歴:1958年高知県生まれ,1981年高知医療学院卒業(理学療法士),同学院・助手, 1984年同学院・講師,1990年イギリス・フランス・イタリアにて長期研修, 1991年イタリアの神経科医カルロ=ペルフェッティ(Carlo Perfetti)教授の提唱する認知運動療法を日本に紹介. 1995年同学院・学生部長,2004年イタリア・サントルソ認知神経リハビリテ―ションセンターにて長期研修, 2007年同学院・副学院長,2014年より同学院・学院長.2000年より日本認知神経リハビリテーション学会(旧日本認知運動療法学会)・会長. 専門は脳卒中片麻痺と高次脳機能障害のリハビリテーション. 著書・編訳書に「運動制御と運動学習」(1997),「認知運動療法」(1998),「子供の発達と認知運動療法」(2000), 「認知運動療法入門」(2002),「認知運動療法講義」(2004),「脳のリハビリテーション」(2005),「認知運動療法と道具」(2006), 「身体と精神」(2012),「片麻痺」(2014),「恋する塵」(2014),「人間の運動学」(2016),「認知とは何か」(2017), 「片麻痺を治療する:体幹」(2018),「失語症の認知神経リハビリテーション」(2018),「疼痛の認知神経リハビリテーション」(2020), 「認知神経リハビリテーションの誕生」(2021)」(いずれも協同医書出版社),「リハビリテーション・ルネサンス」(2006,春秋社), 「脳のなかの身体」(2008,講談社),「リハビリテーション身体論」(2010,青土社),他.身体哲学,身体運動学,認知神経科学, 脳科学の融合した「人間のリハビリテーション」を探求している.
講演概要: モノづくり分野のDX学習システムについて,大学・高専・各種機関が連携した取組みを紹介する. ここでいうモノづくりとは,知識と技能を発揮して何らかの価値を作り出す行為をいう. このため,手に触れられるものでなくサービスのように無形のものも対象となる. この価値の例として,教育分野においては実習・実技の学習効果,工芸分野においては製品の仕上がり度などがある. これらは,知識学習のみならず,技能を発揮するための身体動作を必要とすることに特徴がある. 本講演では,この身体を用いた技能学習に主な焦点を当てる.また,学習者は初心者を対象とする.
初めに,技能学習の性質や特徴を説明する.身体は,複数の骨,骨格筋,および感覚から構成され,その自由度は膨大である. ある技能を発揮するには,感覚運動協調のための長い時間の反復練習を必要とする. 従来の練習方法は,熟練の指導者の経験値に頼ることが多い.ここで,人間の動きの膨大な自由度と速度, さらには視点制約などの点から,指導者が厳密に動きを把握できることは非常に困難である. このことから指導者の暗黙知に頼らざるを得ず,このため技能学習の非効率性に繋がっていることがある. この解決案として,認知科学の観点から,人間の生体,知覚が協調できるための練習のあり方について説明する.
2番目に,学習論に基づく学習システムのあり方を説明する.学習論の根幹を成す「改訂版タキソノミー」,「学習プロセス」, 「動機付け」などの項目に基づき,多くの工学系の実験指導書をこれらに照らし合わせて,その問題点と改善案を説明する. この際,この改善案に,DX学習システムがどのように貢献できるかの考察を述べる.
3番目に,DX学習システムは工学をベースとしている.この工学的技術を,各校がどのように活用しているかの取り組み状況を述べるとともに, 産業界と連携して,このシステムを我が国などで,どのように発展普及させるかの将来プランについて説明する.
講師略歴: 早稲田大学大学院理工学研究科博士後期課程単位取得退学.1990年工学博士(早稲田大学課程内)取得.早稲田大学理工学部助手・特別研究員, 理化学研究所客員研究員,東京工科大学専任講師・准教授・教授を経て,2008年4月より産業技術大学院大学(2020年4月より東京都立産業技術大学院大学に改称)・教授. オープンインスティテュート長,専攻長,研究科長を歴任,2022年4月より現職. 研究業績・活動実績は次を参照: https://researchmap.jp/captain_hashimoto
大会概要
FSS2014からはじまったミニ四駆AI大会 in FSSは,オンライン開催3年目,通算9回目となりました. ミニ四駆という小型軽量の「おもちゃ」にAIを搭載し競い合うことで,日常の様々な場面でも使えるタフな知能化技術を磨きます.https://sites.google.com/site/ai4wdcar/
表彰
成績と部門に応じた表彰と,技術チャレンジに対する表彰を行います.優秀チームには賞品を贈呈します.
FSS2021で使用したGatherでの様子
毎年恒例になりました若手研究者ネットワーキングイベントをFSS2022でも開催します.
例年は会場の一角を借りてランチ会を開催する形式をとっておりましたが,FSS2022 では Gather を用いてオンライン開催することにいたしました.
オンライン開催であっても,学生を中心とした若手研究者が集まって,大学の枠を超えて交流を深めることが企画の趣旨であることに変わりありません.
FSS2022最終日9月16日(金)19:00~20:00を予定しています.
対象は学生および若手研究者です.
Gatherの仮想空間の中で就活情報や研究についての情報交換などができる小部屋を複数用意する予定です.
※※ ゲストパネラーとして,大阪大学のOBOGの方(現 社会人)の参加が決定しました ※※
自分のアバターを用いて部屋を自由に行き来し,好みのテーマを取り扱う部屋で雑談できるよう工夫しております.
互いの発表や大学,研究室について気軽に雑談し,交流を深めることで,FSS2022 をより有意義なものにしましょう!
企画セッションを募集中です.下記の情報をFSS2022 実行委員会(fss2022_committee@mlsv.kochi-tech.ac.jp)までご連絡ください.
その他,不明な点やご質問などございましたら, FSS2022実行委員会(fss2022_committee@mlsv.kochi-tech.ac.jp)宛までご連絡ください.
セッション名 |
タイプ |
企画者 |
セッションの概要 |
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1. 知的医⽤⼯学 | 公募型 | ⼩橋昌司(兵庫県⽴⼤学), 盛⽥ 健⼈(三重⼤学), 藤⽥ ⼤輔(兵庫県⽴⼤学) | 近年の ICT・IoT の⽬覚ましい発展に伴い,医療現場で問題となっている⼈⼿不⾜や 診断・治療の正確性改善のための応⽤に対するニーズが⾼まっている. 特に,深層学習 や機械学習を⽤いた知的医⽤⼯学技術は⼤きく期待されている. 本企画セッションでは,知的医⽤⼯学技術を⽤いた 信号処理・画像処理などに関する研究発表を募集する. | 2. 最適化法の産業界での実応用とその基盤技術 | 公募型 | 原田智広,金崎雅博(東京都立⼤学) | 技術革新に伴う製品やサービスの市場投入サイクル短縮化をはかるために,各種最適化法の活用が望まれている. 特に多目的や制約付き問題の求解効率化の基盤技術とその応用は,産業応用においても重要なトピックスであり, 最適化研究と産業界の繋がりの促進による発展が期待される. 本企画セッションでは,決定論的手法,メタヒューリスティックス,多目的・多数目的,制約処理法,サロゲートモデルなど, 実応用を指向した基盤技術研究に加え,それらの産業界各分野での応用に関する研究発表を募集する. | 3. ECOmp | 公募型 | 吉川大弘(鈴鹿医療科学大学),大西圭(九州工業大学) | 現実の複雑な問題の解法として,生物の進化にヒントを得た進化計算や 生物の群の知性にヒントを得た群知能が注目されている. 本企画セッションでは,進化計算や群知能の基礎と応用に関係する 幅広い研究発表を募集する. | 4. 人間共生システム | 公募型 | 中村剛士(中部大学),吉川大弘(鈴鹿医療科学大学),加納政芳(中京大学) | 人間とシステム,人間とロボット,人間とエージェントなどの双方向コミュニケーションにおける ヒューマン・インタラクションを中心課題とし,人間と共生・共存できるシステムの実現に 必要な要素技術の確立を目指した「人間共生システム」研究が,多くの研究者により学会横断的に進められています. 本学会では「人間共生システム研究部会」が中心となって,インタラクション分野の研究活性化活動を積極的に推進しています. 本セッションでは,人間と知的システムの相互作用および双方向対話,コミュニケーション・ロボット, ヒューマン・インタラクション,人間協調システム,ソーシャルエージェントなどの研究発表を幅広く募集いたします. | 5. 継続学習と知能の創発 | 公募型 | 戸田雄一郎(岡山大学),増山直輝(大阪公立大学),生方誠希(大阪公立大学),Wei Hong Chin(東京都立大学) | 環境から得られるマルチモーダルなデータから, 目的に合わせて継続的かつ多面的に情報を抽出・蓄積・活用できる知能の創発を目指し, 情報抽出や知識の関係性学習に関する基礎理論から,知能ロボットによる知識の活用などの応用まで幅広く研究発表を募集する. | 6. しなやかな行動と脳のソフトコンピューティング | 公募型 | 林 勲(関西大学),工藤 卓(関西学院大学), 三好 哲也(阪南大学),堀尾 惠一(九州工業大学),菊池 眞之(東京工科大学) | 近年,情報工学の生体工学や行動工学への応用, もしくは,その逆の生体システムや行動システムを模倣した情報処理工学の創出に関する研究に焦点が当てられています. 本セッションでは,ソフトコンピューティングをはじめとする情報工学について, 脳と行動に関わる融合的な研究分野のテーマを広く募集し, 脳や行動と情報・計算知能について活発な議論を展開したいと考えます. テーマとしては,ソフトコンピューティングの生体や行動パターンへの応用, ニューロ・ファジィなどの脳型情報処理や脳機械インタフェース,知能ロボット,生体信号処理,脳型情報処理, 行動パターン分析,スポーツ工学,画像認識,データサイエンス,ソフトコンピューティングの脳や行動に関連した応用, 認知科学,行動科学等の幅広い分野を募集します. | 7. データサイエンスのフロンティア | 公募型 | 荒川俊也(日本工業大学),山本雅也(名古屋経済大学),神邉篤史(愛知工科大学) | 近年「データサイエンス」という言葉が流行しているが,その定義や目指すべき目標は依然として曖昧模糊としている. 本セッションでは,統計モデリング,機械学習,データ駆動型科学など, 講演者自身が「データサイエンス」の範疇に収まるであろうと判断するテーマを広く募り,俯瞰する. そして,講演者および聴講者それぞれが,「データサイエンス」とはかくあるべき, という認識を持った上で,「データサイエンス」の定義や目標を整理・理解することを狙いとする. | 8. 健康スマートネットワーク | 公募型 | 林 勲(関西大学),広兼 道幸(関西大学),徳丸 正孝(関西大学),堀口 由貴男(関西大学) | 新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響によって,人と人,人と社会など,社会的つながりの希薄化や消失が問題となっている. この問題の解決策として,ICT や AI などの先端技術を活用した新たな社会コニュニケーションの場の創出が期待されている. 一方,内閣府では,AI などにより,社会の在り方を根本から変える新しい暮らしやビジネスを実現する「スーパーシティ」構想が標榜されている. 企画者らは,これらの社会的要請に応える研究拠点として「健康スマートネットワーク」を構想している. 具体的には,健康づくりサービスを eHealth + AI によってスマート化し,新しい社会コニュニケーションの場を創出し, 健康寿命の延伸と健康生活の持続に貢献することを研究目的とする.本セッションでは,健康づくりのスマート化をテーマとするが, より一般的な「健康」や「スマートネットワーク」に関連する, 生体センサや映像情報活用,生体信号処理,脳型情報処理,行動パターン分析,脳機械インタフェース, 知能ロボット,ネットワーク,ICT,AI,データサイエンス,ソフトコンピューティング,スポーツ工学, 認知科学,行動科学,コミュニケーション学,社会学等の幅広い分野の研究発表を募集する. | 9. ラフ集合と粒状計算:基礎から応用まで | 公募型 | 楠木 祥文 (大阪公立大学),工藤 康生 (室蘭工業大学),酒井 浩 (九州工業大学) | 近年,ラフ集合と粒状計算に関する多様な理論的研究が行われており, その成果は感性工学,クラスタリング,デーマイニング等,幅広い分野に応用されています. 今回,15回目となるラフ集合の企画セッションにおいても, 例年通り,ラフ集合と粒状計算およびその周辺分野に関する幅広い研究発表を募集致します. | 10. 社会システムにおける応用 | 公募型 | 奥嶋政嗣(徳島大学),井ノ口弘昭(関西大学),中村健二(大阪経済大学),塚田義典(摂南大学) | 社会システム研究部会において,土木・建築分野から,社会活動等のビッグデータ,データサイエンスなども対象とし, ソフトコンピューティング技術を実用的な情報処理技術として広く普及させるために, 社会システムに関わる応用研究の発表を期待します. | 11. 知的システム | 公募型 | 大久保友幸(東京都立産業技術大学院大学),小林一行(法政大学),澁谷長史(筑波大学) | 知的システムに関する研究発表を幅広く募集します.制御工学やシステム工学および計測工学のみならず, 医療福祉工学,知能情報学,知覚情報処理,知能ロボティクス,ヒューマンインタフェース,感性情報学といった, ソフトコンピューティング分野のシステムに関わる自由な発想を歓迎いたします. | 12. パターン分類とクラスタリング | 公募型 | 生方誠希(大阪公立大学) | パターン分類とクラスタリングはそれぞれ教師あり学習と教師なし学習の一種であり, 共にデータを自動的に分類するための手法です.昨今の高度情報化社会においてはビッグデータの活用が求められており, 膨大なデータを自動的に分類・要約して活用するためにデータ分類技術の重要性がますます高まっています. データを唯一のクラスタに属すよう分類するクリスプクラスタリングに対して, 帰属の曖昧性や不確実性を取り扱うためにファジィ理論やラフ集合理論を取り入れたソフトコンピューティングアプローチとして, ファジィクラスタリングやラフクラスタリングが活発に研究されています. また,多様なデータ形式・分類タスクへの応用に向けて,ネットワーククラスタリングや共クラスタリング等の研究が展開されています. 本企画セッションでは,パターン分類とクラスタリングの最新の研究成果について活発に議論し,そのあるべき姿を見出していきます. | 13. 人理解と知識獲得 | 公募型 | 柴田祐樹(東京都立大学),下川原英理(東京都立大学),大保武慶(東京都立大学) | 概要: 興味・関心や感情,嗜好といった人の内的活動を,行動や言語など様々な面から理解することは, 人と共存するシステムを構築する上で重要です. さらに 個人の活動だけでなく,コミュニティ形成や社会活動といったものも重要な研究対象です. 本企画セッションでは,人理解と知識獲得を中心とし,関連するイン タフェース,情報推薦, ヒューマンコンピュータインタラクション,ビッグデー タなどの研究発表を広く募集します. | 14. 自己組織化マップ(SOM)の基礎と応用 | 公募型 | 加藤聡(松江工業高等専門学校),大北正昭(株式会社GAUSS技術顧問) | Kohonenの自己組織化マップ(SOM)は,クラスタリングやデータマイニングだけでなく, 自律ロボットや制御,パターン認識などの幅広い分野で応用されているパワフルなツールです. シンプルなアルゴリズムであることから,SOMを発展・拡張させたもののほか, SOMの基本的なアイディアを踏襲しつつ独自のエッセンスを組み込んだモデルなどが提案されており, 近年ではそれらの実問題への応用も盛んに行われています.本セッションでは, SOMの理論・拡張・応用などに関する研究を主な対象として取り上げ,十分な議論を行う場となることを目指しています. また,SOMに限定せず,他の教師なし学習法に関連する研究や,SOMと脳機能の関連を検討する研究, SOMを他の機械学習手法と組み合わせた研究などについても募集します.多くの方々のご投稿をお待ちしております. | 15. あいまいな ゲーム研究とミニ四駆AI | 公募型 | 西野順二(電気通信大学) | 経済活動や社会活動を含む,ゲームや,ミニ四駆に代表されるようなあそびと, あそびをとりまく様々な人の営みや関連するAI技術,あいまいさについての発表を広く募集します. ミニ四駆AI大会マシンに付随しての発表も歓迎します. | 16. 言語解析 | 公募型 | 伴 浩美(三条市立大学),内田 ゆず(北海学園大学) | 幅広く,言語やテキストの情報解析に関する研究発表をお待ちしております. | 17. 評価問題の理論と応用 | 公募型 | 藤本勝成 (福島大学) | 「人間の主観に関連した曖昧さの扱い」をメインテーマに,新しい評価モデルや応用システムの開発を目指します. 多くの方々のご投稿をお待ちしております. | 18. ソフトサイエンス | 公募型 | 高萩 栄一郎(専修大学),古殿 幸雄(近畿大学),藪内 賢之(下関市立大学) | ソフトサイエンス研究部会は,理工学系のみならず,ビジネス系分野などの人文社会科学の領域の研究を行ってきており, 毎年3月にソフトサイエンスワークショップを開催して,研究発表や意見交換を行っている. 本企画セッションでは,ファジィデータや不確実データの扱いについてなどの応用研究について発表する. | 19. 産業応用 | 公募型 | 野本弘平 (山形大学), 中嶋宏 (オムロン), 橋崎将典 (オムロン) | 知能情報ファジィ学会が取り扱う方法論の中でも,産業への展開,実データによる検証, また,新しいシステムの提案など広く応用研究を扱う.本セッションでは企業の実務家による事例報告はもちろん, 産学連携の成果,学術分野からの新情報技術の提案など,幅広い層をからの発表を意図している. |
企画セッションおよび一般セッションへの投稿原稿は原則としてPDFとし,電子投稿していただきます.
原稿は2~6ページで作成してください(奇数ページとなっても問題ありません).
以下のファイルは,原稿作成要領かつ原稿書式になっておりますので,必ずご一読ください.
本シンポジウムに投稿される原稿の著作権は,最終原稿が投稿された時点で,原則として,日本知能情報ファジィ学会に帰属します.
登録された講演論文情報は,科学技術振興機構(JST)が提供する「J-STAGE(科学技術情報発信・流通総合システム)」で公開します. また,日本知能情報ファジィ学会文献データベース委員会が収集・公開している文献情報データベースに登録いたします. なおデータベースへの登録は文献データベース委員会およびシンポジウム実行委員会で代行いたしますので,各個人で登録いただく必要はありません.
FSS2022 ショートノート特集
ファジィシステムをはじめとする知能情報に関わる先端的な研究分野では, オリジナリティのあるアイデアが非常に重要であることは言うまでもありません. 本学会主催の最大規模の国内シンポジウムであるファジィシステムシンポジウムでは, そのようなアイデアを含む研究について活発な議論が行われています. 本特集号では,萌芽的な段階であってもオリジナリティのある研究に焦点を当て, 同シンポジウムで発表された研究をシームレスに本論文誌でご発表していただき, 当該分野の活性化をはかることを目的にショートノート特集を企画します. このような企画はこれまでに7回実施して参りましたが, 前回同様,今回の企画でも, より早期に結果を掲載することを目的といたしまして, 締切を前倒しするとともに,最短での査読期間での掲載を目指したいと考えております. このため,投稿締切の延長は実施しない予定でおります.奮っての投稿をお待ちいたしております.
2. 投稿締切
2022年9月30日(必着)
3. 論文の種類
本特集では「ショートノート」のみ受け付けます.
より詳細につきましては,学会ホームページの「投稿のご案内」をご覧ください.
4. 提出物および提出方法
提出物および提出方法につきましては,学会ホームページの「電子投稿・査読システムに関する情報」をご覧ください.
2017 年より論文誌(Web 版),2019 年より論文誌がA4 版に変更になりました.あわせて,A4 版のLaTeX スタイルファイル及び
MS-Wordテンプレートも学会ホームページ上で提供しています.執筆にあたっては,ぜひこれらをご利用ください.
5. 査読プロセス
通常の査読プロセスに従います.
また途中の処理の都合で,本特集号(2023年2月号)の発刊に間に合わなくなったショートノートは
通常のショートノートとして他号に掲載される場合があることをあらかじめご承知おきください.
学会ホームページの下にある投稿規定や著作権規定をご覧ください.投稿規定に基づいて投稿原稿を処理します.
6. 掲載料の優遇措置(学生優遇)
筆頭著者が学生であり,著者に会員が含まれている場合, 掲載料を29,800円(税込み)といたします.
7. 問い合わせ先
日本知能情報ファジィ学会 会誌編集委員会
編集委員長 伊藤 一之(法政大学)
E-mail: ito@hosei.ac.jp
Zoomアカウント作成,アプリのインストール,基本的な使い方は
こちらをご一読ください.
(第26回大学教育研究フォーラム実行委員会の資料を使わせていただいています.)
Zoom接続がうまく行かない,司会者がいない,スタッフがいないなど,何らかのトラブルが起きた場合,FSS2022実行委員会 fss2022_committee@mlsv.kochi-tech.ac.jp にメールを送ってください.
演題登録・論文投稿 は こちら(学術集会JP) より行えます.
演題登録は講演申込み締切の6月10日(金)までに完了下さい.
■■■■ 所属先の記載時のお願い ■■■■
所属先の名称は,大学名や企業名のような代表レベルの名称を,10文字程度以内で記載してください.
法人区分や法人の種類(○○法人,学校法人,株式会社,(株),(有) など)を省いて記載してください.
(例: あいまい大学,ファジィ工業)
長い記載はシステムエラーの原因となります.
学部・学科名,部署名,研究室名などの詳細は,必要に応じ,連絡先の項目で記載ください.
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
事前参加申込となるには,8月5日(金)までに,参加登録だけでなく,参加費などの振込を完了していただく必要があります. 8月5日(金)までに振込がない場合には,すべて通常参加申込の扱いとなります.ご注意ください.
期間 |
参加費 |
参加登録方法 |
参加費の支払方法 |
注意事項 |
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2022年 |
事前参加申込料金 |
FSS2022(学術集会JP)のサイトより参加登録 |
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2022年 |
通常参加申込料金 |
FSS2022(学術集会JP)のサイトより参加登録 |
FSS2022(学術集会JP)のサイトより支払(VISA/Master card) |
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(注)<郵便振替について>
口座名義:ファジィシステムシンポジウム実行委員会
口座番号:01750-2-51403
会員種別 |
事前参加申込8月5日(金)まで |
通常参加申込8月6日(土)以降 |
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参加費(正会員※1) |
12,000円 |
14,000円 |
参加費(学生会員※2) |
5,000円 |
7,000円 |
参加費(特別会員) |
5,000円 |
7,000円 |
参加費(名誉会員) |
無料 |
無料 |
参加費(非会員) |
23,000円 |
25,000円 |
参加費(学生非会員) |
10,000円 |
13,000円 |
SOFT(日本知能情報ファジィ学会)の奨励賞
本シンポジウムで発表した若手研究者を対象に奨励賞候補者を選出します.
学会賞規程: http://www.j-soft.org/societyinfo/awardkitei
過去の奨励賞受賞者: http://www.j-soft.org/societyinfo/jushosha/shoureishou/
対象は発表者のうち筆頭著者でありかつ発表日で35歳以下の方です.
本年度内に奨励賞受賞者が決定される予定です.
FSS2023の表彰式において表彰されます.
奨励賞受賞者には副賞として賞金が授与されます.
FSS2023の懇親会へ参加費無料で招待します.
なお,受賞にあたっては,日本知能情報ファジィ学会の会員(学生員含む)であるか,
会員登録手続きを完了することが必要ですのでご了承ください.
IEEE CIS Japan Chapter Young Researcher Award
本シンポジウムで発表した若手研究者を対象にポスターデモセッションの表彰
ポスターデモセッションでは,投票により,優秀な発表者を選出し,表彰いたします.FSS優秀発表賞(Fuzzy Special Session Presentation Award)
企画セッションで発表した若手研究者を対象に,企画者からの推薦に基づいて優秀な発表者を選出し, FSS2022実行委員会として表彰いたします. セッション終了後,会期中に随時,受賞者を会場内の掲示およびwebページにて公表し,受付にて表彰状を授与します.企画セッションで発表した若手研究者を対象に,企画者からの推薦に基づいて, 以下を優秀な発表者として表彰します.受賞者には後日,表彰状を郵送します.
企画セッション名:知的医用工学
講演タイトル:深層学習を用いた新生児の睡眠覚醒状態の自動分類 (FB2-3)
発表者氏名(所属):伊藤 由樹(三重大学)
企画セッション名:最適化法の産業界での実応用とその基盤技術
講演タイトル:優劣推定型サロゲート差分進化を用いたハイブリッドロケット設計 (TE2-2)
発表者氏名(所属):狩野 仁深(東京都立大学)
企画セッション名:ECOmp
講演タイトル:2段階棄却オプションを導入したファジィ識別器の精度と識別拒否のトレードオフ解析(WG3-1)
発表者氏名(所属):川野 弘陽(大阪府立大学)
企画セッション名:ECOmp
講演タイトル:パターン・ランゲージ生成のための人間ベース進化計算システムの評価方法 (TG3-1)
発表者氏名(所属):池田 仁俊(九州工業大学)
企画セッション名:人間共生システム
講演タイトル:対話型擬人化エージェントの言語的配慮に対する受容性 (WF3-4)
発表者氏名(所属):松尾 篤(東京工芸大学)
企画セッション名:人間共生システム
講演タイトル:頭部動作検出に基づく腰用パワードスーツのアシスト制御 (TF1-3)
発表者氏名(所属):藤井 瞭佑(福井大学)
企画セッション名:人間共生システム
講演タイトル:ロボットの服装色によって表出される感情の変化 (TF2-4)
発表者氏名(所属):杉山 天志(中京大学)
企画セッション名:人間共生システム
講演タイトル:Grad-CAM の顕著性マップに基づく神名の持つ音響的特徴の調査 (WF2-1)
発表者氏名(所属):清水 郁(中部大学)
企画セッション名:継続学習と知能の創発
講演タイトル:Rough C-Meansクラスタリングに基づく協調フィルタリングにおける種々の次元削減手法の活用 (FF2-3)
発表者氏名(所属):畑中 浩貴(大阪公立大学)
企画セッション名:継続学習と知能の創発
講演タイトル:水鳥の種判別に用いる深層学習モデルの比較 (FF1-2)
発表者氏名(所属):西村 拓真(東京農工大学)
企画セッション名:しなやかな行動と脳のソフトコンピューティング
講演タイトル:脳内状態推定における注意機構の役割の検証 (TB1-1)
発表者氏名(所属):田口 遥香(お茶の水女子大学)
企画セッション名:しなやかな行動と脳のソフトコンピューティング
講演タイトル:他者への信頼度が過誤記憶生成へ及ぼす影響 (TB1-3)
発表者氏名(所属):越智 健太(関西学院大学)
企画セッション名:健康スマートネットワーク
講演タイトル:運動の継続意欲向上を促すリズム補正システム (FA2-1)
発表者氏名(所属):小林 陸門(関西大学)
企画セッション名:ラフ集合と粒状計算:基礎から応用まで
講演タイトル:可変精度ラフ集合モデルにおける下近似構造を保存する 縮約の計算手法の簡略化 (WD3-3)
発表者氏名(所属):大川 創(室蘭工業大学)
企画セッション名:社会システムへの応用
講演タイトル:群知能を適用した都市高速道路の路線別料金の設定に関する研究 (WB2-2)
発表者氏名(所属):河﨑 玲(関西大学)
企画セッション名:知的システム
講演タイトル:人流データに基づく鉄道運行状況の異常検知手法の基礎的検討 (WE2-1)
発表者氏名(所属):Kim SeongIn(筑波大学)
企画セッション名:知的システム
講演タイトル:屋外環境下における航空写真と電子地図を用いたウェイポイントナビゲーションシステムに関する研究 (WE2-3)
発表者氏名(所属):三浦 悠斗(法政大学)
企画セッション名:パターン分類とクラスタリング
講演タイトル:確率類似度に基づく階層的クラスタリング (TD2-5)
発表者氏名(所属):岸淵 涼平(筑波大学)
企画セッション名:パターン分類とクラスタリング
講演タイトル:レーザー誘起ブレークダウン分光法(LIBS)による複数スペクトル同時計測データからの未知試料同定 (FD1-1)
発表者氏名(所属):横田 裕海(福島大学)
企画セッション名:パターン分類とクラスタリング
講演タイトル:階層的クラスタリングを用いたネットワークデータのクラスタ分割に関する考察 (FD1-2)
発表者氏名(所属):遠藤 克海(近畿大学)
企画セッション名:人理解と知識獲得
講演タイトル:没入型ヘッドマウントディスプレイを用いた半側空間無視評価システムの構築 (WC2-2)
発表者氏名(所属):大保 武慶(東京都立大学)
企画セッション名:あいまいな ゲーム研究とミニ四駆AI
講演タイトル:RoboCup2Dシミュレーションのフリーキック時におけるアクション連鎖探索の
ファジィ推論法による評価関数の設計と検証 (TG2-1)
発表者氏名(所属):吉見 奎吾(高知工科大学)
企画セッション名:あいまいな ゲーム研究とミニ四駆AI
講演タイトル:カメラを用いた位置推定に基づくミニ四駆の自動制御と通信遅延への対処 (TG1-2)
発表者氏名(所属):柴田 祐季(大阪公立大学)
企画セッション名:言語解析
講演タイトル:オノマトペ辞書に基づいたルールによるオノマトペ語義分類手法の提案 (TE3-2)
発表者氏名(所属):藤田 実智斗(北海道大学)
企画セッション名:ソフトサイエンス・評価問題の理論と応用
講演タイトル:対話型進化計算を用いた他者視点提示による発想支援システム (TC3-3)
発表者氏名(所属):酒部 佑介(関西大学)
企画セッション名:産業応用
講演タイトル:原子炉格納容器内部調査動画からのダイジェスト画像および広域画像作成への試み (TF3-1)
発表者氏名(所属):佐々木 健太(福島大学)
FSS2022実行委員会
E-mail: fss2022_committee [@] mlsv.kochi-tech.ac.jp
実行委員長 | 久保田 直行(東京都立大学) |
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プログラム委員長 | 畦原 宗之(長岡技術科学大学) |
財務委員長 | 櫻井 茂明(株式会社東芝) |
会場担当 | 岩田 満(東京都立産業技術高等専門学校) |
現地実行委員 | 入江 寿弘(日本大学) |
岩下 志乃(東京工科大学) | |
大久保 友幸(東京都立産業技術大学院大学) | |
川本 一彦(千葉大学) | |
小林 一行(法政大学) | |
柴田 淳司(東京都立産業技術大学院大学) | |
柴田 祐樹(東京都立大学) | |
下川原 英理(東京都立大学) | |
高間 康史(東京都立大学) | |
堀 滋樹(東京都立産業技術高等専門学校) | |
望月 典樹(法政大学) | |
現地外実行委員 | 井ノ口 弘昭(関西大学) |
工藤 康生(室蘭工業大学) | |
四宮 友貴(静岡理工科大学) | |
ジメネス フェリックス(愛知県立大学) | |
戸田 雄一郎(岡山大学) | |
林 勲(関西大学) | |
藤本 勝成(福島大学) | |
星野 孝総(高知工科大学) | |
本多 克宏(大阪公立大学) | |
吉川 大弘(鈴鹿医療科学大学) | |
吉田 智哉(岡山県立大学) | |
布施 陽太郎(富山県立大学) | |
山本 楓真(関西大学) | |