FSS2012
企画セッションリスト

 企画セッションには,企画者が個別に発表を企画される「計画型」と,企画者の個別企画以外にも一般の方からの発表を募集している「公募型」がございます.「公募型」企画セッションでの発表のお申込の際には,必ず以下に記載されている企画者の連絡先まで,個別に発表のご連絡をお願いいたします.

※[at]を@に変えて下さい.

セッションのテーマ 企画者 連絡先※
計画型 パターン分類とクラスタリング 神澤雄智(芝浦工業大学) kanzawa[at]sic.shibaura-it.ac.jp
パターン分類とクラスタリングにおける最新の研究成果発表とその議論によって当該研究のさらなる発展を目的とする.
計画型 ビジネス系分野への応用 古殿幸雄(大阪国際大学)
藪内賢之(下関市立大学)
yabuuchi[at]shimonoseki-cu.ac.jp
理工学分野へのファジィ理論をはじめとするソフトコンピューティングの応用に関しては,多くの研究がなされ,その成果の有用性も多く報告されている.しかしながら,ビジネス系分野に関しては,あまり浸透していない.また,ビジネス系分野には,ファジィデータや不確実データが存在し,それらを適切に処理されることが望まれている.したがって,ビジネス系分野に対して,ファジィデータや不確実データなどの分析を行う応用研究について発表する.
計画型 拡張現実の展開 杉原 一臣(福井工業大学)
高橋 友一(名城大学)
伊藤 暢浩(愛知工業大学)
山西 輝也(福井工業大学)
sugihara[at]fukui-ut.ac.jp
現実の環境に仮想的な物体を電子的に付加する「拡張現実(Mixed Reality)」の技術に加え,教育やエンターテイメントの分野等への応用研究について発表する.
また,拡張現実に関するデモンストレーションとして,RoboCup大会の公式リーグの1つであるマイクロロボットリーグ(MRリーグ)の公開試合をポスターセッション会場にて行う.
計画型 言語・テキスト解析 伴 浩美(福井工業大学) ban[at]fukui-ut.ac.jp
統計学的な手法を用い,試料である言語やテキストの情報解析を行い,特徴を抽出する.
公募型 人間共生システム 前田陽一郎(福井大学)
片上大輔(東京工芸大学)
井上博行(福井大学)
maeda[at]ir.his.u-fukui.ac.jp
人間とシステム,人間とロボット,人間とエージェントなどの双方向コミュニケーションにおけるヒューマン・インタラクションを中心課題とし,人間と共生・共存できるシステムの実現に必要な要素技術の確立を目指した「人間共生システム」研究が,多くの研究者により学会横断的に進められています.本学会では「人間共生システム研究部会」が中心となって,インタラクション分野の研究活性化活動を積極的に推進していますが,2011年から5つのマルチコアの一つに「人間共生システム」が設定され,新生学会の大きな柱としての位置づけがなされています.本セッションでは,人間と知的システムの相互作用および双方向対話,コミュニケーション・ロボット,ヒューマン・インタラクション,人間協調システム,ソーシャルエージェントなどの研究発表を幅広く募集いたします.
公募型 ファジィ推論 関宏理(大阪工業大学)
渡邊俊彦(大阪電気通信大学)
h_seki[at]ieee.org
Mamdaniがファジィ推論の概念をスチームエンジン実験装置の制御へ適用して以来、様々な分野でファジィ推論に関する研究と応用が行われてきた。今日まで、ファジィ制御が家電製品、自動車、ロボットの知的制御など、多岐にわたって応用されている。本セッションでは、ファジィ推論の理論や様々な応用に関する発表を行い、ファジィ推論の更なる発展と解明を目的とする。
公募型 ECOmp (進化計算,機械学習) 中島 智晴(大阪府立大学)
矢野良和(愛知工業大学)
nakashi[at]cs.osakafu-u.ac.jp
ECOmp 研究部会では,進化計算,シミュレーションに関する基礎的・応用的な研究知識を深めるための活動を行っています.本企画セッションでは,進化計算の基礎・応用に関するセッションと機械学習に関するセッションの二つを募集いたします.
(進化計算のトピック)
遺伝的アルゴリズム,遺伝的プログラミング,進化戦略,Swarm アルゴリズム, 分布推定アルゴリズム,分散並列アルゴリズム, 遺伝的機械学習,組み合せ最適化,多目的最適化等の実問題応用
(シミュレーションのトピック)
社会シミュレーション,自律エージェント,マルチエージェント,知能ロボット,データマイニング,強化学習
公募型 医療健康分野への応用 長宗高樹(福井大学)
高木昇(富山県立大学)
nagamune[at]u-fukui.ac.jp
医療健康分野においては診断を初めとした曖昧な情報を適切に提供・伝達する事が望まれる.本セッションでは,健康社会に貢献するためにこれらの情報の処理する仕組みについて,応用例に基づいて議論を行う.
公募型 オペレーションズ・リサーチ 片桐英樹(広島大学)
蓮池隆(大阪大学)
katagiri-h[at]hiroshima-u.ac.jp
近年大きな発展を遂げているソフトコンピューティングおよび知能情報技術とOR手法の融合による最適化,意思決定,データ解析の理論研究,およびそれら先端理論の実社会への応用に関する研究について発表および議論を行う.
公募型 インテリジェントWebインタラクション 高間 康史(首都大学東京) ytakama[at]sd.tmu.ac.jp
大規模かつ身近な情報源であるWebの普及は,情報収集のコストを大幅に軽減する一方,入手した情報をいかに活用するかを新たな問題として生み出しており,新しい知識・知能情報処理,インタラクション設計による解決が望まれている.
本セッションでは,レコメンデーション,Webトレンド,テキストマイニング,情報アクセス支援,情報可視化やインタラクション設計など,インテリジェントWebインタラクションに関する研究を幅広く募集し,議論を通じてSOFTにおけるWebインテリジェンス研究のコミュニティを活性化する機会としたい.学生による発表や,コンセプト提案も歓迎する.
公募型 産業応用 野本弘平(山形大学)
藤吉誠(日立造船)
nomoto[at]yz.yamagata-u.ac.jp
知能情報ファジィ学会が取り扱う諸分野の技術が,実際の産業,社会の中でどのように用いられているか,そして人々の役に立っているかを,具体的な研究・開発の事例として発表し,理論と有用性との両面から議論をすることが本企画の目的です.企業等の技術者と大学等の研究者とがディスカッションを行い,この分野の新たな発展につながることを期待しています.
 企業などで産業に携わっている方はもちろん,理論の応用に関心を抱く大学等の研究者,そして,これから社会に飛び立とうとする学生の皆さん,幅広い層のご参加を期待しています.
公募型 マルチメディア計算知能 生駒哲一(九州工業大学)
長宗高樹(福井大学)
小橋昌司(兵庫県立大学)
ikoma[at]ecs.kyutech.ac.jp
画像,音響,ビデオ,その他各種のセンサ信号などのマルチメディアから実務に対し有用な情報を抽出する各種の方法論を議論し,それらを包括的に発展させることで,計算知能の創成を目指す.
公募型 心を測る 山下利之(首都大学東京)
市村 匠(県立広島大学)
yamashita-toshiyuki[at]center.tmu.ac.jp
心理学を初めとする多くの行動科学では,精神物理的測定法,生理的指標の利用,各種心理検査,評定尺度法など,多岐に渡る技法を発展させてきましたが,それらは未だ不完全であり,絶えず新しい方法が考案され,発展を続けています.そこで,今回は“心を測る”新たなチャレンジを幅広く募集します.すぐには応用に直結しなくても,新たな発想や今後の研究発展の糸口となるような研究も歓迎いたします.
公募型 インテリジェントスマートフォン 市村 匠(県立広島大学) ichimura[at]pu-hiroshima.ac.jp
近年,スマートフォンが急速に進化しており,市場におけるAndroidスマートフォン,iPhone,Windows Phoneなどのユーザ数も急増しています。スマートフォンで動作するOSごとに動作するアプリケーションに若干の違いは見られるものの,ユーザが利用している機能は,クラウドサービスやGPS,加速度センサーなどのデバイスを利用したものにとどまっています。今後,高速CPUや大容量のメモリなど,高い性能をもつハードウェアが開発されるようになると,スマートフォンは知能情報技術を利用したインテリジェントスマートフォンに進化すると予想されます。そこで,インテリジェントスマートフォンにおいて必要だと考えられる機能を実現する手法を広く募集します。なお,SCIS&ISIS2012の企画セッション,SOFT Journalでの特集号も予定しております.大学,企業に関わらず,皆様のご投稿をお待ちしております.
公募型 Intelligent Agent Based Softcomputing System 市村 匠(県立広島大学)
原章(広島市立大学)
ichimura[at]pu-hiroshima.ac.jp
不確実性やあいまい性を扱うソフトコンピューティング分野では,ニューラルネットワーク,進化計算,群知能,アントシステム,免疫システム,強化学習など様々な手法が提案されています.これらは,ニューロン,免疫細胞,アリといった様々なレベルのエージェントの相互作用をモデル化した探索手法です.近年,コンピュータの高度計算処理技術の発展に伴い,これらエージェント単体の処理能力の高性能化や多様化,また,エージェント群の階層化や分化などを取り入れた新たな手法の開発が可能となっています.このセッションでは,エージェント群の複雑な相互作用に着目した最適化手法に関する理論的研究から,Web Intelligence, データマイニング,並列計算などへの具体的な応用事例まで広く論文を受け付けます.なお,SOFT SNSにおいて,本企画セッションに関する研究グループ(http://sns.j-soft.org/community/61)を作成しています.複雑な手法も分かりやすく,動画を用いて説明できます.ログインIDをお持ちでない方も,セッション参加申込の後,IDが発行され利用可能です.皆様のご投稿をお待ちしております.
公募型 安全知の視覚化 広兼道幸(関西大学)
田中孝治(関西大学)
hirokane[at]res.kutc.kansai-u.ac.jp
安全・安心に係わる有益な情報(安全知)を共有するための情報処理技術に関する研究が盛んに行われています.セキュアライフの創出に向けては,情報の収集・共有・ 伝達(視覚化)に関して,人間と機械のインタラクションなど,分野横断的な学際的な取組みが必要であり,ソフトコンピューティング技術の適用が試みられてきています.本セッションでは,セキュアライフ創出に向けた,安全・安心に係わる環境情報を情報処理機器で共有し,地域住民や現場作業員に対して安全知を分かりやすく効果的に提供・伝達(視覚化)する仕組みなどに関する研究成果を紹介をします.
公募型 ラフ集合と粒状計算:基礎から応用まで 工藤康生(室蘭工業大学)
酒井浩(九州工業大学)
村井哲也(北海道大学)
kudo[at]csse.muroran-it.ac.jp
近年,ラフ集合と粒状計算は多様な理論的研究が行われる一方で,感性工学,データマイニング等の実データを用いた研究主体の分野における新たな手法としても注目を集めています.本セッションでは,ラフ集合および粒状計算に広く関連する,基礎的研究から実データに対する応用事例まで,幅広い研究発表を募集致します.
公募型 自己組織化マップ 加藤聡(松江工業高等専門学校) kato[at]matsue-ct.ac.jp
自己組織化マップはクラスタリングやデータマイニグだけでなく自律ロボットや制御、パターン認識などの幅広い分野で応用されているパワフルなツールです。さらに自己組織化マップはアルゴリズムがシンプルにもかかわらず情報理論的には非常に奥が深く、未だ発展の余地があると考えられます。本セッションでは自己組織化マップの理論、拡張、応用などに関する研究について、広く深く議論する場となることを目的としています。また自己組織化マップに限らず、他の教師なし学習法に関連する研究や自己組織化マップと脳機能との関連を議論した研究などについても募集しております。多くの方のご投稿をお待ちしております。
公募型 建築・土木におけるソフトコンピューティングの応用 秋山孝正(関西大学)
北川悦司(阪南大学)
kitagawa[at]hannan-u.ac.jp
土木・建築分野においては、形態創生、最適設計、ファジィ制御などの実用分野へソフトコンピューティング技術の適用が試みられてきています。本セッションでは、昨年度に引き続き、ソフトコンピューティング技術をより深く進展させ,実用的な情報処理技術として広く普及させるために,ソフトコンピューティング全般に関わる応用研究の発表を期待します。
公募型 マリオAIセッション 高野敏明(三重大学)
加納 政芳 (中京大学)
市村 匠 (県立広島大学)
越野 亮 (石川工業高等専門学校)
takano[at]ip.elec.mie-u.ac.jp
本セッションは,学習・探索・進化などコンピュータ・インテリジェンスに関わる基礎的・応用的な研究知識を深めることを目的としています.
そこで近年,IEEEでコンペティションが行われるようになったマリオAIを題材とし,それぞれの研究成果を競い合うことでコンピュータ・インテリジェンスの更なる発展を目指します. 現在の研究成果の発表から挑戦的な試みまで幅広く募集いたします.みなさまのご投稿をお待ちしております.
なお,コンペティションの環境は,以下のものを予定しております.
【バージョン情報】 MarioAI Benchmark 0.1.9
【トラック】 Learning Track (複数のステージをマリオエージェントに実行させ,そのスコアによって順位をつけるトラック)
【環境ダウンロード】 http://www.marioai.com/marioai-benchmark/download
より入手することができます.
#SOFT SNSにてコミュニティを開設いたしました.多くの皆様が参加できるようサポートを行っております.
   マリオAI掲示板:http://sns.j-soft.org/community/82
FSS2012でのレギュレーションにつきましてはこちらのページを参考にしてください.
   http://sns.j-soft.org/community/82/room/15264
公募型 評価問題の数理 徳丸正孝(関西大学) toku[at]kansai-u.ac.jp
評価問題研究部会による企画セッションです.「人間の主観に関連した曖昧さの扱い」をメインテーマに,新しい評価モデルや応用システムの開発を目指した数理的アプローチを行います.
公募型 ロボットコンテスト 鈴木秀和(東京工芸大学)
高橋泰岳(福井大学)
hsuzuki[at]em.t-kougei.ac.jp
ロボットコンテストは,競技を通じた様々な技術の発展・波及のみならず,若年層の工学的動機付けからエンジニアの育成を目指した工学教育をも含む研究・開発・教育のフィールドです.本セッションでは,ロボカップ,つくばチャレンジ等に代表される研究ベースのコンテストからマイクロマウス,ロボット相撲,NHKロボコン等を含めたあらゆるロボットコンテストを対象とした発表を募集します.各分野における基礎研究,既存技術の応用例から最新研究,実践例を含めた工学教育まで,ソフト・ハードを問いません.
企業,大学の研究者の方はもちろん,大学,短大,高専等の学生のご投稿も歓迎します.
公募型 行動知能~行動の学習・認識・生成~ 堀内 匡(松江工業高等専門学校)
horiuchi[at]matsue-ct.ac.jp
近年,人間と共存する知的システムの構築に向けて,強化学習による行動獲得,ニューラルネットワークや進化計算による行動学習,他者行動の認識に基づく模倣学習などの研究が盛んに行われています.これらは「行動知能」の実現に向けた研究と捉えることができます.本セッションでは,行動の学習・認識・生成などの行動知能の方法論や応用事例に関する幅広い研究発表を募集します.
公募型 ブレイン・コンピューティング 三好哲也 (豊橋創造大学)
林勲(関西大学)
miyoshi[at]sozo.ac.jp
人間をはじめとする生物の柔軟な情報処理機構を模倣して複雑な問題解決への工学的応用がなされています。人の知能情報処理機構の解明とその知見を活用した応用研究は、相互補完しながら進められています。BMIやBCIの研究はその典型的な応用例であると言えます。
 一方で、人間や生物が自然に獲得している動作や集団での行動様式は、外界からの情報や内部で生成される動作モデルによって形成されるとして、行動の特徴やそれに関わる認知情報処理の様式などが探求されています。
 以上のような、人間や生物における知覚、認知、行動に関わる情報処理や特徴分析などを広義の情報処理機構の解明と工学応用の接点をつくり、新たな問題の発見や問題解決の糸口を共有することを本OSの目的としていますので、その関連研究や応用研究を広く募集いたします。
公募型 色彩とソフトコンピューティング 菅野直敏(玉川大学) sugano[at]eng.tamagawa.ac.jp
人間のまわりには多くのあいまいな情報(たとえば,表情,会話,言葉,音声,感覚,印象,色彩など)が溢れています.人は無意識のうちにこれらの情報をうまく操り,処理することで何の不自由もなく日々生活(行動)しています.これもコンピュータと違う人の冗長な情報処理のおかげです.コンピュータがこのような情報を扱うためにはどうすればいいのでしょうか.この問題を解決すべく人とコンピュータの関係について多くの研究がなされていますが,“人のあいまいさ”を調べることはあまりなされていないのが現状です.
 人があいまいにしているものの中に“色彩”があります.日本人は青と緑を同じように扱ったりすることがよくあります.このようにあいまいに見える色も,本当は正確に規定されています.色が与える影響を調べることはたいへん重要であり,色彩の不思議な力はいろいろな分野で利用されています.このような色のあいまいな見え方を“境界があいまいである”と考えることは,ファジィ理論の得意とするところであり,ファジィ理論でしか処理できないこともたくさんあります.このような色彩に関するあいまいさの可視化,あいまいさの情報処理,さらにはソフトコンピューティングの応用などに関する,広範囲にわたる研究がなされています. このような背景から本セッションでは,色彩分野で求められているあいまいさを扱ったヒューマンインタフェースを構築するための実験手法,基礎データ,技術などの論文を広く募集いたします.なお,現状ではファジィ理論やソフトコンピューティングに関連していなくても,今後これらの分野との繋がりが期待できる研究も含みます.

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